浦川の週末旅

週末、出掛け先での記録。旅やカメラが好きな方と共有できれば良いなと思います。

青梅吉野梅郷へ梅を見に行く

 2018年3月4日日曜日

 
春。

 

この日は、暖かく気温が20度ほどになる晴天だった。
 
このところは、肌寒く家を出るのがおっくうになっていた。
とにかく外に出ると手が寒さで痛いし、息は白いし、雪は残ってるしあでたまらない。
せっかく温かくなったのだから出かけようという気分になった。
 
どこに行こうかと考える。行きたいところはいくらでもあるのだが、
ふらっと行って帰って来れる場所はなかなかない。
そういえば、と一週間ほど前に駅でみたパンフレットを思い出す。
 
青梅 吉野梅郷 梅まつり~春告げる!待ちに待った梅の花

ttps://www.city.ome.tokyo.jp/shoko/yoshinobaigou.html

吉野梅郷梅まつり~春告げる!待ちに待った梅の花~ 青梅市HP)

 

春といえば、花。
花に詳しくないが、花は好き。
 
この季節なら、梅や桜が見ごろになるころ。
 
桜には早いが、梅はちょうどいい季節。
 
吉野梅郷は、全伐採前は有数の梅の名所だったらしい。
 
2009年にウィルスにが見つかり、感染した木を伐採していったが、
2014年に周辺の梅を全て切ることになった、ということらしい。
なんにせよ、世界初のウィルスで抗体がないもんだから、
伐らないとどんどん梅が感染していくことになる。
それで、梅が周辺から消えた、と。
 
愛用している2007年製のスーパーマップルに載っているのを見たことがあり、
興味があった。
 
てなわけで、行った。
 
 
周辺にコインパークが少ないのは
知っていたから、珍しく電車で行くことにした。
読みたい本もあったし。
 
暖かいといってもどうせ寒いんだろうと思い、
冬の服装で家を出た。
 
駅までに道のりが暑いこと暑いこと。
さっそく、上着が荷物になる。
 
駅に着き、青梅線青梅行へ乗る。
思い起こせば、最寄駅から青梅行きに乗るのは
何年ぶりだろうか。
中学の部活のころだろうか。そんなことはないだろうが、
記憶は全くない。
 
車内は意外にも混んでいる。座れないわけではないが、
隣どうしになるくらいの混雑。
 
登山に行くであろうおばさんたちや幼稚園前の子供をつれた家族など。
 
どこに行くのだろうかと思っていたらそのほとんどが、
梅まつりの最寄り駅日向和田で降りた。
ちょっと驚き。
まあこの先、他に行くところは特にないからね。
 
伐採前を知ってる人にとったら、梅まつりは行きたくなるものなのか。
 
人の流れに乗ったまま、神代橋へ。
こういうときは楽でいいね。ついてくだけだ。
 
景色がきれいで、カメラを取り出し一枚。 
 
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【神代橋からの多摩川
 
少し進むと、歩行者天国になり、両脇には露店が現れる。
 
想像してたのは、公園とかの広場で祭りをやってるもんだと
思ってたら、町の産業祭的な感じで居心地いい感じ。
 
はしご車がはしごを伸ばしているのを撮る。
 
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【はしご車】
 
ただ、今日は梅を見に来たもんだから、
地元の太鼓隊の演奏を背に
桜の公園へ向かう。
 
歩くんだがとにかく暑い。汗だく。
 
同じ方向に歩く人は多い。
 
くねくねした住宅地を進むと丘が見える。
 
これが梅の公園。正直、まだただの丘。
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【梅の公園】
 
 
満開の梅が咲き誇る、といわけではない。
 
色づいた梅は3、4本ほど。もうちょいあったかも。
 
小さな梅の木が数本。
 

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【竹に沿う梅】
 
ここからは丘を歩き、梅の写真をぽつぽつ撮る。
 
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【梅と羽虫】
 
まだまだ小さな木がたくさんある。
 

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【割と密集梅】
 
黄色い蝋梅も撮る。 
蝋梅は時期なのか、満開だった。
 
東屋をバックに。

 

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【ろうばい】
 
小川が流れていて、そのわきに梅が生えている。
 

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【小川と梅】
 
一通り周ると、昼ころになっていた。
なんとまあ時間の進みが早いこと。
 
小さく咲く梅を見ながら丘を下る。
 
ふもとの特設ステージは紅白の垂れ幕がされて、催し物が開かれていた。
 
たぶん、落語だと思う。違ったら申し訳ない。
それを聞く、おじさんおばさんたち。
地元感。
 
テントの中には、伐採前の梅の写真が展示されていた。
とても綺麗だった。
白桃黄の梅が満開の写真。
 

 

今の梅が成長し、伐採前より咲き誇るのを楽しみに帰路へ。
 
祭はちょうど、警察のパレード。
騎馬隊と白バイが行進。
 
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【白バイ】
 
警察の行進を見て、青梅を後に。
 
また来年。
 
梅の成長を楽しみに。